30億のデバイスで走るHonMarkHunt

JavaとJavaScriptと恐竜の絶滅について書いていきます。

株式会社ミクシィに入社して家族アルバム みてねのSREをやります。

はじめに

タイトルのままですが、2022年5月1日から株式会社ミクシィで家族アルバム みてねのSREをやります。

mitene.us

転職しようと思った経緯とか、転職活動した感想とかさらっと書いておきます。

Why ミクシィ

まえおき

一言で表すと「子供が生まれて世界が変わったから」です。

正直、子供が生まれる。という事象がここまで自分の人生に変化をもたらすとは考えていませんでした。月並みですが、本当に子供が可愛くて一挙手一投足のかわいさに幸せを感じており。また、小さいながらに日々どんどん成長を見せてくれる姿にて幸福度のボルテージが夫婦二人暮らしだったときの上限値を毎分天元突破し続けています。

そんなある日、前職(ビズリーチ)の同僚(チャブ)から子供関連のサービスの会社に入社したとLINEがありました。そのサービスは自分もよく使っているものだったので「え〜使ってるよ〜すごい〜」くらいにしか思っていなかったのですが、時間を置いて考えてみると「エッ!!子供向けのサービスやるのめっちゃいいじゃん!!」って思いました。

理由づけ1:作りたいサービスがなかった人生でした

自分は今までのキャリアで「このサービスがやりたい!」と言う気持ちで会社を選んだことがありませんでした。どちらかと言えば

  • どんな技術を使っているか
  • どんな人が働いているか

で会社を選んでいました。 実際振り返ってみても、アドテクをやったり、ECをやったり、HRやったりしてかなりブレブレです。 そんな中、初めて「アッー!自分の子供に関わるサービスをやりたいな!」と言う天啓を得たのが理由の一つです。

理由づけ2:C向けのサービスやったことないお

前回のエントリーにも書いた大変なこと/できないことにチャレンジし続けると言う考え方をすごく大切にしています。

自分は直近の経験でC向けのサービスでエンドユーザーからバチバチリクエストが来まくる。みたいな経験をしたことがありません。これも

  1. 今まで通りSaaS事業をやる
  2. C向けに挑戦する

という2つの選択肢がありますが、より大変な2の「C向けに挑戦する」を選びました。大変なことも多々あると思いますが、今後のキャリアにおいて絶対に大切な経験になると信じています。

ミクシィに決めました

そんな中で色々ご縁があって3社選考を受けさせて頂きましたが、その中でみてねを選ばせて頂いた理由をサラッと書いておきます。

1. 最高の家族アルバム

選考が終わったあと人事の方と何回かフォローアップ面談をさせて頂いたのですが、その中で「自分の子供が大人になって結婚した時に、最高の家族アルバムとしてプレゼントできるように。そこまでサービスを残せるように。皆日々仕事してるんですよ。」とお話ししていただき「え!なにそれ〜すごくいいじゃん」と感激しました。

2. みまもりGPS

mitene.us

家族アルバム以外にも「みてねみまもりGPS」などの製品もあります。自分なりに勝手にこの製品ができるまでのプロセスを勝手に想像してみました。プロフェッショナルな大人たちが集まって、子供のために何ができるか真剣に話し合ってる姿が容易に想像できました。子供のためのサービスをやりたい自分にとってめちゃいい環境だなと心温まりました!

3. 人

面接までのプロセスでチーム方々と何回もお話しさせていただきました。 皆めっちゃいい人たちで(選考受けさせて頂いた会社はもちろんどこもそうでした)前述のできないことに挑戦するという部分に心理的に安全に挑むことができると考えました。 また、SREは人が少ないのでチームとして長期間運用している組織はあまり多くありません。SREの組織としての貴重な経験も詰めそうだなと考えました。

4. インフラ

みてねのインフラはkubernetes(EKS)で運用されています。 k8sの大規模運用の経験もなかなか詰めるものでは無いなと考えました。

(勝手にリンク貼っていくスタイル)

「家族アルバム みてね」におけるAmazon EKSへの移行の取り組み / CNBF 202001 - Speaker Deck

2022年の転職活動メモ

自分が前回しっかりと転職活動したのはビズリーチを受けたときの2018年が最後です。そこから4年ぶりの転職活動で浦島太郎だと感じたのでメモがてら書いておきます。

めっちゃきつい

2018年当時の転職活動は「めっちゃ楽勝〜」というのが記憶に残っています。面接も全部で3回程度で、3回目には内定と条件も提示されるようなイメージで1~2週間で全て完了していました。これは、エンジニアが超売り手市場であり優秀なエンジニアはどこも喉手で欲しい。という時代背景があったためと思われます。

「え?何なら2022年の今の方が売り手市場じゃないの?」と思った皆さん。私もそう思っていました。

3社受けましたがざっとまとめるとこんな感じでした。

  • 最低でも面接は5回
  • 一番多いところは7回
  • 技術試験も必ず有り
  • 内定通知面談も複数回有り

2018年とは全然違いました...。 面接の回数も質問の質もプロセスも何もかも違いました。1社受け切るだけでも大変な労力です。正直3社終わった後はまじで疲労困憊でした。

なぜこんなに過酷になったのか

個人的には2018年ごろは「エンジニア足りない」と言う認識が急速に広まったピークの時期だったのでは無いかと考えます。そして至る所で簡単な採用プロセスで人を採用しまくった結果、ある問題が発生したのではないでしょうか?

それはブリリアントジャークです。

note.com

とにかく人を採用したら「 会社に合わない人組織を乱す人チームとうまくコミュニケーション取れない人 などが組織に溢れ返ってしまい結果生産性が落ち込んだ。」と言う経験を各社がし、業界全体で「コストをかけてでも自社にマッチする人だけを採用した方が、結果生産性は高くなる。」と気づいた。

実際皆さんも、チームに何となくコミュニケーション取りづらい人がいて、仕事しづらいな。と思った経験は一度はありませんか?

それ避けるために面接のプロセスを長くし採用を絞ると言う結果になったのではと考えました。

対策

企業ごとにValueやMissionのようなものがあると思います。 面接のプロセスではそことマッチするかどうか見られていると感じました。

これに関しては面接時点でどうにかなるものではなく、単純に合う合わないの問題なので落ちたからと言って個人の能力の問題ではないと切り離して考えるのが唯一の対策かなと思います。

逆に採用を絞らず2回程度の面接でドンドン人を雇っている企業の方が、後々組織的に大変なことになりそうなので避けた方がいいのでは?と言う気づきを得ました。

(ま、私は3社全部受かったんですけどね、初見さん)

まとめ

みてねやっていくよ!